Dermatology
『水虫』について
足の水虫
足の裏やゆびの間がかさかさしてあまりかゆみを感じない場合と、ゆびに水ぶくれが出来たり、ゆびの間がじゅくじゅくして、かゆみを感じる場合があります。しかし、水虫以外でも同様の症状を認める場合もありますから、まずは受診して、水虫かどうかを診断し、治療するのがベストです。水虫と思い込んで、市販の水虫薬を塗ってもいっこうに治らなかったり、塗り薬自体でかぶれて余計ひどくなる場合も少なくありません。
治療は1日1回塗り薬を塗るだけですが、根気よく抗真菌剤の塗り薬を続けます。すぐ症状が消えても、水虫は残っていることが多いので、しばらくは塗る必要があります。
爪の水虫
爪が白色、黄色、茶褐色、黒色などに混濁し、分厚くなります。痛くもかゆくもなく、長年過ごすことも少なくありません。爪は固いので、塗り薬は時間がかかります。肝機能に問題のない方は飲み薬を勧めます。しかし、まれに、肝機能障害をおこすこともありますので、採血で肝機能をチェックしながら内服していきます。また、他の病気でお薬を飲んでいる場合は、飲み合わせが問題になることもあります。
出来れば、受診される際にお薬かお薬手帳、採血検査のデータを持ってきていただけると助かります。