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『各種日帰り手術対応』について
『のぶはらクリニック』では慢性副鼻腔炎(蓄膿症)、アレルギー性鼻炎、慢性中耳炎、ほくろ、いぼや皮下腫瘤などの日帰り手術にも対応しております。お悩みの方はご相談ください。
対応可能な日帰り手術
『慢性副鼻腔炎(蓄膿症)』手術について
手術は全ての『慢性副鼻腔炎(蓄膿症)』に対して行う訳ではありません。
軽度〜中等度の状態に対しては手術療法ではなく、保存療法を行います。
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保存療法
保存療法には局所療法と薬物療法があります。 局所療法は鼻腔、副鼻腔内を清掃後、鼻に機械をあて、霧状にした薬物を鼻に吸い込むネブライザー療法です。
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薬物療法
薬物療法は少量の抗菌薬を数ヶ月間内服し、状態を経過観察していきます。
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保存療法で改善がない場合は
手術療法を検討します上述の保存療法で改善がない場合、手術療法を検討します。 以前は歯茎や顔面を切開する手術が主流でした。 現在は鼻腔から内視鏡や手術器具を挿入し手術を行うため切開する必要がありません。 そのため手術後に顔の腫れや、傷が残ったりすることはありません。
『アレルギー性鼻炎』手術について
アレルギー性鼻炎(花粉症やハウスダストなど)は、予防対策や薬、舌下免疫療法などを用いた保存的治療でもコントロール可能な疾患です。
『のぶはらクリニック』では保存的治療で改善が難しいと思われる方に対して手術を提案しています。
舌下免疫療法
スギ花粉症やダニアレルギー性鼻炎の治療法のひとつに、アレルゲン免疫療法があります。
治療薬を舌の下に投与する「舌下免疫療法」では、1日1回、少量の治療薬から服用をはじめ、その後決められた一定量を数年間にわたり継続して服用します。
初めての服用は、当院で医師の監督のもと行なっていただき、2日目からは自宅で服用していただきます。
「舌下免疫療法」は、スギ花粉症またはダニアレルギー性鼻炎と確定診断された方が治療を受けることができます。
『鼻中隔矯正術・粘膜下下鼻甲介骨切除術』について
鼻中隔は鼻の中央に位置し、鼻腔を左右に区別している壁です。
下鼻甲介は鼻腔の入口にある突起物でアレルギー反応が起こる場所です。
鼻中隔が左右のいずれかに弯曲している場合は矯正を行い、下鼻甲介粘膜がアレルギー反応により腫脹している場合は下鼻甲介骨の切除をし鼻腔を拡げます。
後鼻神経切断術
アレルギー性鼻炎は粘膜局所の反応と神経を介する反応によって起こります。そのため鼻水、くしゃみの多くに関与する後鼻神経を凝固、切断する手術です。
重症のアレルギー性鼻炎に対し、長期的な効果が期待できます。
下鼻甲介粘膜焼灼術
アレルギー反応が起こる主な部位である下甲介粘膜の表面を薄く凝固する手術です。凝固した粘膜にはアレルギーを起こす物質が進入しにくくなります。
10分程度で終わる低侵襲の手術ですが、効果の持続は1〜2年です。
『慢性中耳炎』手術について
軽度の慢性中耳炎の場合は、局所麻酔で行う『鼓膜形成術(接着法)』が対応可能です。鼓膜の穴(鼓膜穿孔)を閉鎖する手術です。手術自体は30分程度で終了します。
鼓膜の穴(鼓膜穿孔)が大きい場合は全身麻酔が必要な『鼓室形成術』が必要となります。その場合は『鼓室形成術』の対応が可能な医療機関を紹介させていただきます。
手術までの流れ
- 1初診
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- 1~3ヵ月前
- 診察、手術までの流れ、限度額認定証についての説明をいたします。
- 2準備
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- 限度額認定証申請
- ご加入されている保険会社書類の用意(必要ある方のみ)
- 3検査・説明
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- 1~2週間前
- 限度額認定証のご提示
- 採血・CTなど
- 手術説明(30~40分程度)
- 4手術
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- 安静後、問題がなければご帰宅いただきます
- 5術後処置
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- 耳や鼻の手術では詰め物を翌日から数日後に抜去します。また、縫合を伴う場合は約1週間後に抜糸します。
抜去の必要のない詰め物も病状によっては選択可能です。 - 以後は必要に応じて通院による経過観察や処置、保存加療を行います。
- 耳や鼻の手術では詰め物を翌日から数日後に抜去します。また、縫合を伴う場合は約1週間後に抜糸します。
手術の費用・高額医療制度について
手術は全て保険適応となります
- 「限度額認定証」交付を受け、ご提示いただくとで、窓口負担額を一定の金額に留めることが可能です。
- 所得に応じて上限額が異なります。詳しくは厚生労働省ホームページ資料をご参照ください。 厚生労働省ホームページ資料(PDF)
- 事前に「限度額認定証」の申請手続きをお願いいたします。手術説明日にご提示ください。
- 手術当日までにご提示が無い場合は自己負担分全額お支払いいただきます。 お支払い後、「高額療養費制度」申請をしていただければ差額分は返還されます。
「限度額認定証」の申請について
お持ちの健康保険証により申請窓口が異なります。
申請方法、必要書類等でご不明な点は各申請窓口保険者にお問い合わせください。
- ●国民健康保険お住いの役所の保険担当窓口
- ●協会けんぽ協会けんぽ窓口
- ●健康保険組合・共済組合保険各職場の担当窓口
お支払い方法について
当院では現金のほか、クレジットカードや各種キャッシュレス決済に対応しております。
保険診断書について
- 日帰り、外来手術となります。入院扱いにはなりません。
- 日帰り、外来手術である旨、術後通院の対象かどうか必ずご確認ください。